・通貨強弱って意味ある?聞いたあることはあるけどそんなに重要なもの?
・通貨強弱の見方、使い方を知ってトレードに活かしたい。
・通貨強弱が分かるおすすめのサイトはどこ?
こういった疑問に答えます。
通貨強弱を確認することで、チャンス通貨(利益を出しやすい通貨)が一目瞭然です。
また通貨強弱の見方、使い方が分かると相場分析の精度を上げることが出来ます。
この記事では通貨強弱の見方と実践的な使い方、通貨強弱を利用して稼ぎやすい通貨ペアを見つける方法を解説しています。
テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析にも応用できますのでこの機会にしっかりとマスターしましょう。
本記事の内容
・通貨強弱を使ってチャンス通貨を見極めよう。「利益の出しやすい通貨ペアの見つけ方」
・通貨強弱が分かるおすすめのサイト【無料で利用できます】
通貨強弱とは?fxにおける通貨強弱の見方を理解してテクニカル分析の精度を高めよう。【まだ稼げていない方必見です】
通貨強弱とは?「通貨強弱はfxの本質を表したもの。」
通貨強弱とは一言で表すと、「どの通貨が買われているか」「どの通貨が売られているか」の状態を表すものです。
通貨強弱が強い通貨とは、資金が集まり多くの人に買われている通貨のこと。
通貨強弱が弱い通貨とは、資金が出ていき多くの人に売られている通貨のこと。
この通貨強弱をどのようにトレードに活かすのか、気になりますよね。
fxは2つの通貨の組み合わせからなる通貨ペアでトレードしますよね。
例えばドル円においても、チャートが下落している場合、「ドルが売られているから下落」なのか「円が買われているから下落」なのか、「もしくはその両方」であるのか、というのは実際に下落しているチャートを見ただけでは判断できません。
そこで通貨強弱を使うと、ドル円がなぜ下落しているのかを理解することが出来ます。
この理由が分かると後ほど解説するチャンス通貨(利益の出しやすい通貨ペア)を見つけられるので、通貨強弱はトレードに活かすことが出来るのです。
通貨強弱の見方
この通貨強弱が分かるサイトでは主要8通貨の通貨の強弱の推移をチャート(グラフ)で表示しています。
直近だと米ドル(オレンジ色)が一番買われていて、円(水色)が一番売られています。
では米ドルと円に絞って見てみましょう。
このように見るとシンプルで分かりやすいですよね。
この日は米ドルが比較的強く(買われていて)、円が比較的弱い(売られていた)一日だと分かりますよね。
ということは、米ドル円 のチャートはどうなるでしょう?
*赤枠で囲った部分が確認した通貨強弱と同じ日にちです。
そう、米ドルが買われていて、円が売られているのですから米ドル円 のチャートは上昇します。
次にユーロと米ドルに絞って見てみましょう。
2つとも右肩上がりとなっています。
この場合ユーロ高、米ドル高となり、チャートに動きが出にくくなります。
*赤枠で囲った部分が確認した通貨強弱と同じ日にちです。
先程の米ドル円と比べるとあまり動きがないのがよく分かりますよね。
しかし、よく見るとお昼に米ドルがユーロよりも弱くなっているので、チャートでは上昇。
その後は米ドルが強く買われているので、チャートは下落しています。
特に20:00過ぎはユーロ安、米ドル高が顕著に目立つのでチャートにも大きく値動きが出ていますね。
通貨強弱の基本的な使い方「トレンドの強さを把握しよう」
通貨強弱でトレンドの強さを測ることが出来ます。
先程の 米ドル円 のチャートのように米ドル高、円安だと米ドル 円のチャートは上がりやすく、キレイに上昇トレンドを作ってくれます。
しかしユーロ 米ドル のように、両方とも同じ方向に動いている(2つとも買われている場合)などは動きが出にくく、トレンドもキレイとは言えません。
このように取引する通貨ペアの通貨強弱を見ることでその通貨ペアのトレンドの強さを見ることが出来ます。
強い通貨と弱い通貨の組み合わせではトレンドが発生しやすいということです。
強弱の差が大きれば大きいほど、チャートに現れる値動きも大きくなります。
しかしこれが分かったところで実践で使えるかと言えば、ほとんど使う機会はないでしょう。
なぜならトレンド自体、通貨強弱なしで見分けがつくのでわざわざ通貨強弱を使う必要がないからです。
なんだ、やっぱり通貨強弱って意味ないじゃん。
と切り捨てるのはまだ早いです。
次の項目で実践的な通貨強弱の使い方を紹介していきます。
通貨強弱を使ってチャンス通貨を見極めよう。「利益の出しやすい通貨ペアの見つけ方」
チャンス通貨の見つけ方 「通貨強弱で見るべきポイント」
通貨強弱で見るべき重要なポイントは「米ドルと円の強弱」です。
なぜ米ドルと円が重要かと言うと、米ドルと円は安全通貨だからです。
安全通貨
米ドルや円のような通貨のことを *安全通貨と言います。
安全通貨とはリスクオフ(投資家たちがリスクを取れない相場で株を売る =「株が下がること」)の時に買われる通貨のこと。
反対にリスクオン(投資家たちがリスクを取れる相場で株を買う = 「株が上がること」)の時は売られる通貨となります。
・代表的な安全通貨
fxの基本原則として安全通貨である米ドルと円は同じ方向に動くことが多いため、米ドル円はボラティリティ(値動きの幅)が小さく初心者におすすめの通貨ペアと言われています。
つまり米ドルと円が同じ方向に動いている時(2つとも買わている or 売られているとき)は米ドル円では値動きが出にくいため、米ドル円を取引するのは効率が悪いですよね。
ではそんなときにおすすめの通貨ペアはなんでしょうか。
答えは「クロス円」です。
クロス円とは米ドルが含まれない後ろに円がつく通貨ペアのこと。
・代表的なクロス円
米ドルと円が同じ方向に動いている場合「チャンス通貨はクロス円」
米ドルと円が逆の方向に動いている場合「チャンス通貨は米ドル円」
この場合は米ドル円が大きく動くので、米ドル円を取引しましょう。
通貨強弱を確認する時に注意すべきポイント
通貨強弱を確認する時に注意すべきポイント
順番に解説していきます。
米ドルと円が反対方向に動くとき
先程も少し触れましたが、基本的に米ドルと円は同じ方向に動きます。
では反対方向に動く要因となっているものはなんでしょうか。
それはファンダメンタルズです。
特に政策金利は重要で、極端な話アメリカが利上げ(政策金利引き上げ)しており日本が利下げ(政策金利引き下げ)をしているのであれば、米ドル円は反対方向に動きやすいですよね。
ですので米ドルと円が逆方向に動いている場合、「なぜ逆方向に動いているのか」「その動きが一過性のものではなく継続性があるものかどうか」をファンダメンタルズも考慮して考えるといいでしょう。
通貨強弱にあまりにも差がある場合
通貨強弱に差がある通貨ペアはボラティリティが高いのでチャンス通貨ではあるものの、その差があまりにも広いとエントリーが出来ない事が多いです。
強いトレンドが出ている時って、押し戻りをつけずに伸びることが多いですよね。
それと同じで通貨強弱にあまりにも差があると押し戻りでのエントリーが難しいため、エントリーがしにくいです。
この場合は、下位足に落として押し戻りを待ち、利確と損切りもその下位足で決めてあげるエントリー出来るでしょう。
「押し戻りの位置なんて全然わからないよ。」という方は、【FX】本当に効くフィボナッチリトレースメントの引き方・使い方を徹底解説。「フィボナッチをマスターしてトレンドの押し戻りを見極めよう」の記事をご覧ください。
「フィボナッチリトレースメント」を使うとトレンドの押し戻りを見極めることが出来るので、リスクリワードが良く、期待値の高いトレードをすることが出来ます。
精度の高い順張りをすることで、初心者あるあるの「エントリー直後に逆行」という事もなくなりますのでこの機会に是非マスターしましょう。
複数の通貨ペアでエントリーできるようになる「エントリーチャンスの増加」
通貨強弱を確認して利益の出しやすいチャンス通貨が分かると、その分エントリーする機会を増やすことが出来ます。
デイトレードやスイングトレードをしている人であれば、そもそものエントリーの機会が少ないのでエントリーチャンスが増えることは嬉しいですよね。
複数の通貨ペアを監視することで、通貨の相関性も見られるのでトレードの収益率アップも期待できます。
自分のトレードスタイルに合った通貨ペアを見つけると、fxの収益が安定します。
「fxで全然稼げない」「どの通貨ペアがいいか迷っている」という方は通貨ペアの見直しを検討してみるといいでしょう。
通貨ペアに関しては、【FX】種類ごとに通貨ペアの特徴を理解して、自分のトレードスタイルに合った通貨ペアを選びましょう。で解説しています。
通貨強弱が分かるおすすめのサイト【無料で利用できます】
通貨強弱が分かるおすすめサイト
通貨強弱は無料で確認できます。
通貨強弱を確認するのにおすすめのサイト
どちらも登録不要で無料で使えますので、お好みの方を使うといいでしょう。
通貨強弱をトレードに活かそう
通貨強弱を理解すると、「今利益を出しやすい通貨」が一目瞭然となります。
初めは通貨強弱を見るのが少し難しいかもしれませんが、慣れれば簡単になりますし瞬時に「どの通貨ペアが優位性のあるものであるか」が分かるすぐれものですので是非使いこなしてくださいね。
通貨強弱を使い自分が今トレードすべき通貨ペアを見極めて、fxでのトレードを有利に進めましょう。