・損切りが怖くて出来ない。どうしよう。
・含み損が戻ることを期待するも、結局そのまま逆方向に進みロスカット。
・「もしかして損切りしなければ勝てる?」と考え出す。
こういった経験ありませんか。
この記事では「なぜ損切りをしなければならないのか。」「嫌でも損切りしなければfxで勝ち続けることは出来ない理由。」「損切りが怖くて出来ない方向けのとっておきの対処法」を解説しています。
この記事を読んで適切な正しい損切りを学び、「コツコツドカン」は卒業しましょう。
本記事の内容
・ついつい損切りを先延ばしにしてしまう人向けの最強手法
・「損切りしなければ勝てる?」 – いいえ、損切りしないと負けます。
【悲報】fxに損切りしないで勝ち続ける手法はありません。「損切りなしで勝つ」という考えは今すぐ捨てましょう。
損切りが重要な理由「なぜ損切りが必要なのか」
損切りはなぜ必要なのでしょうか。
– それは損切り無しにfxで勝ち続けることは出来ないからです。
どんなに利益を積み重ねていたとしても、Ⅰ回の大きな負けでマイナスになってしまったら意味がないですよね。
いわゆる「コツコツドカン」というやつです。
ぼくも初心者のころ損切りが出来ずにⅠ週間で月給の半分を溶かしました。
あの頃は「損切りは重要」とうっすらとは知ってはいたものの、実際に大きくなっていく含み損を見ると「損切り」が出来ない自分がいました。
正に「コツコツドカン」の典型例でしたね。
ここまで聞くと「でも損切りしないで助かることもあるし、損切りしなくても大丈夫じゃない?」と思う方もいると思います。
もちろんⅠ度損切りを先延ばしたポジションが建値まで戻ってきたり、利益方向に伸びていくこともありますが、、、そのまま戻ってこないこともありますよね。
さらに含み損が大きくなった場合、多くの人は以前にも増して損切りができなくなってしまいます。
なぜなら「あのとき損切りしておけばもっと損失は抑えられたのに…」という感情が生まれてしまうからです。 そういう感情を持った人の取る行動とは何でしょう?
– そうです。「またさっきの価格まで戻るかも」と期待して、結局また損切りを先延ばしにします。
つまり一度損切りを先延ばしにしてしまうと、より損切りをすることが難しくなり、そのたびに損切りを先延ばしにしてしまうという負のループが完成してしまうのです。
その結果待ち受けるのはロスカットという最悪の結末。
バッドエンドを迎えてしまいます。
そうならないためにも損切りは必要で自分のトレードシナリオが崩れた時点ですぐに損切りすべきなのです。
損切りができない人の共通点
損切りが出来ない人の共通点。
順番に解説していきます。
明確な損切り基準がない。
fxで損切りができない原因として「損切りの基準が曖昧」なことが挙げられます。
損切りの基準が曖昧な人に多いのは「手法が確立していない」ことです。
毎回違うエントリー根拠に基づいてエントリーしていませんか?
「ダブルトップだから売り」「移動平均線がゴールデンクロスしたから買い」などエントリー手法は様々ですが、自分のトレードに自信を持てる鉄板手法は用意しておくといいでしょう。
自分だけの鉄板手法を持っていれば、損切りの基準も明確ですよね。
この損切りの基準が曖昧だと切るべきところで切ることが出来ずに、結果損切りを引き伸ばすことになります。
ですので損切りの基準はしっかりと決めましょう。
許容損失額を超えている
損切りラインを事前に決めているのに関わらず「いざ、損切りする!」となった時に切れなかったりしますよね。 なぜそうなってしまうのでしょうか?
– それはその損失が自分の許容できる損失額を超えているからです。
実際に想像してみると分かりやすいので、みなさんも一緒に想像してみましょう。
このように損切りを先延ばしにしてしまうのはBの含み損があなたの許容できる損失額を超えているからです。
逆に「AもBも両方損切り出来るよ」という方は、2つとも許容できる損失内ということ。
ですがBの値が10万、100万と上げっていった場合はどうでしょう?
その時に瞬時に損切りできないのであれば、その損切りの設定には問題があります。
次の項目で損切りが出来ない人の対処法を解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
損切りができない人の対処法
明確な損切り基準がない→リスクリワードを意識してトレードをする(鉄板手法の確立)
許容損失額を超えている場合→ロットを下げましょう。
リスクリワードを意識する(鉄板手法の確立)
まず明確な損切り基準がない方は、リスクリワードを意識してトレードをするようにしましょう。
リスクリワードとはリスク(損失)とリワード(利益)の比率のこと。
Ⅰ回、Ⅰ回のトレードをリスクリワードを意識してトレードすることで、「fxは合計で勝つ」という感覚を身につけることが出来ます。
リスクリワードを意識するということは、切るべきところでは絶対に損切りしなければなりませんし、利益も目標まで伸ばさなければなりません。
損切り、利確どちらもfxで稼いでいくためには必要なスキルとなります。
そのスキルを身につけるためにも、日頃からリスクリワードは意識してトレードをするようにしましょう。
リスクリワードに関しては、 あなたがfxで勝てない原因はリスクリワードにあり。「勝つために必要な勝率とリスクリワードの計算方法を解説」 の記事で解説しています。
適正勝率と適正リスクリワードの自動計算機能もあるよ。
ロットを下げる
許容できる損失額を超えてしまう場合は、ロットを下げましょう。
自分が許容できる損失内までロットを下げてトレードすることで、切るべき場面で損切りができるので結果として利益は積み重なっていきます。
「コツコツドカン」を避けるためにも、損切りすべき場面で損切り出来るようになりましょう。
ついつい損切りを先延ばしにしてしまう人向けの最強手法
最強の損切り方法「損切り出来ない人はこれしかない」
「損切りがどうしても出来ない」という方は、諦めましょう。
「諦めましょうと言ってもロスカットされるのをただ待ちましょう。」と言っている訳ではありません。
自分で損切りするのを諦めて、機械に損切りをしてもらうのです。
つまり手動で損切りするのではなく、事前に損切り注文を置いておいてその価格(損切りすべき価格)に来たら自動で損切りしてもらいます。
初めはみなさん損切りできません。
ぼくもそうでした。
ですが、損切りは必ず必要で切るべきところでは絶対に切らなければなりません。
そしてしっかりと損切りすべき場面で損切りが出来ていれば「コツコツドカン」は避けることができ、利益は必ず積み上がっていきます。
なので自分で損切りが出来ない方は、事前に注文を置いておきましょう。
鉄板手法がない方へ「fxはこれで勝てます」
「鉄板手法?そんなの持ってないよ」という方へ、ぼくがfxで勝てるようになった手法を紹介します。
ぼくは上記の3つを学びfxで勝てるようになりました。
ダウ理論は全トレーダーが学ぶべき基礎であり、相場の本質を表したもの。
エリオット波動は相場の流れを把握するためのもの。
マルチタイムフレーム分析は環境認識に必要な知識です。
各記事はこちら
全てマスターして、fxで稼ぐための知識を身に着けましょう。
「損切りしなければ勝てる?」 – いいえ、損切りしないと負けます。
ここまで読んでくださったみなさんならお分かりですよね?
損切りは絶対に必要であり、損切りなしでfxで勝ち続けることはできません。
最後に損切りに対しての考え方や、理解を深めて終わりにしましょう。
正しい損切り方法「損切りは利確の一部です」
有名な株式投資家でテスタさんという方がいらっしゃいますが、この方は「正しい損切りは利確の一部」とおっしゃっています。
どういうことかというと、自分のトレードシナリオが崩れた時点で損切りすることは徹底して行うべきで、適切な損切りは勝つためのプロセスの一部。
例えば10回中6回勝って4回負けのトレードで合計10万円利益が出る場合、Ⅰ回あたりの期待値は1万円。
つまり、損切りもプラス1万円と捉えるそうです。
すごい考え方ですよね。
この考え方を真似しろ。とは言いません。
ですがテスタさんも「fxは合計で勝つもの」ということが前提にあるからこの考え方ができるのだと思います。
Ⅰ回、Ⅰ回の勝敗に一喜一憂することなく合計で勝つことを目指しましょう。
プロスペクト理論「損切りが出来ないのは人間の脳の仕組み上仕方ないこと」
プロスペクト理論とは、人間は目の前に利益があるとその利益が手に入らないというリスクを最優先で回避してしまいますが、損失があるとその損失そのものを回避しようとしてしまうこと。
fxでいうところの「損大利小」のトレードです。
含み益が少しでも出ているとその利益を逃さないために利確し、含み損が出ているとその損失を確定させたくないので損切りを先延ばしにする。
fxで重要とされている「損小利大」の逆のことをやってしまうのです。
ですがこれは仕方のないことで、人間の脳は得られる利益の喜びよりも、失う損失の悲しみの方がより辛いのでこういう行動をとってしまいます。
こういう脳の仕組み上、やはり手動で損切りするのは難しいです。
ですので損切りができないという方は、事前に損切り注文を入れておき、自動で損切りするようにしましょう。
損切りは嫌でもしなければならないものです。
少しも損はしたくないものですが、損失を受け入れながらも合計で勝っていくのがfxです。
正しい損切りをして、着実に利益を積み重ねていきましょう。